大腸CTドックお申し込みの流れ
予約の準備 → お申し込み手続き → 資料の郵送 → ドック受診
予約の準備
「受診のためのセルフチェックリスト(大腸CTドック)」を行っていただいた上で、お申し込み手続きにお進みください。
事前のセルフチェックで、検査リスクが高いと判断された方については、誠に残念ですが当検診をお受けすることができません。
受診のための、セルフチェック項目
次の項目に「はい」「いいえ」でお答えください。
1.ヨード(造影剤)アレルギーがある | はい | いいえ | |
2.透析治療を受けている | はい | いいえ | |
3.腸閉塞になったことがある | はい | いいえ | |
4.妊娠の可能性がある | はい | いいえ | |
5.上記4項目にひとつでも「はい」があった | はい | いいえ |
№5の回答が「いいえ」の方(全ての質問項目が「いいえ」である方)は、ドックの申し込み手続きにお進みください。
お申し込み手続き
お申し込み手続きの際に、「セルフチェックの結果」「受診希望日」「住所」「氏名」「電話番号」等を確認させていただきます。
お申し込み受付時間:月曜日~土曜日 9:00~17:00 (但し、日・祝祭日・年末年始(12/30~1/4)は除く)
〇お電話でのお申し込み : 電話番号:049-225-6888(代表)
〇来院にて申し込み : 新館1階受付へお越しください。
・資料のご郵送
後日、資料(ドック受診票、ドックの流れ)等を郵送いたします。資料がお手元に届きましたら内容をお確かめください。
・人間ドック受診
ご予約の日時に新館1階受付へお越しください。
大腸CTとは
大腸CTは、内視鏡ではなくCT装置を用いた大腸の精密検査です。これまでの大腸内視鏡検査よりも苦痛を軽減することができます。大腸ポリープや大腸がんなどの診断目的に用いられる検査で、内視鏡を挿入しなくても3D画像が作成できます。
粘膜表面の構造や色などは内視鏡画像が優れていますが、大腸CTは病変の有無を診断する上では正確に診断できます。
大腸CTのメリット
前処置の負担軽減
大腸CTでは造影剤を服用しますので、内視鏡検査時に行う下剤服用の量を減らすことができます。内視鏡検査を受ける方にとって、前処置に行う腸管洗浄が最も大きな苦痛をもたらします。大腸CTでは下剤内服量を少量にすることができます。
抗凝固薬を服用している方も内服を止めなくて済み、低侵襲な検査なので、患者様の負担も最小限で済みます。また、鎮静剤などを使用しないので、検査当日でも車を運転してご来院頂けます。
検査自体の負担軽減
大腸CTにかかる検査所要時間は、約5~10分程度です。チューブを挿入するのも肛門から数cmのため、大腸の奥までスコープを挿入する内視鏡検査に比べて、患者様の苦痛は軽減されます。また、施術者の技量によって所要時間や苦痛度合が変わることなく、合併症がないため、非常に安全な検査とされています。
診断上の利点
病変を診断する上で、大腸CTが非常に優れていることが多くあります。国内の臨床試験でも、内視鏡検査で発見できなかった病変を大腸CT検査で見つけられた事例が報告されています。また、内視鏡検査は、スコープが通過できない腫瘤が存在すると、その奥には進めず病変の有無を確認できなくなってしまい、治療すべき病変のうち約5~10%は発見できないと言われています。大腸CTでは、大腸全体及び腸管壁全層の評価が可能です。
大腸CTのデメリット
前処置に関するデメリット
造影剤を内服する前処置は、ヨードアレルギーがある方は内服できません。
診断上のデメリット
内視鏡検査のように粘膜の出血の有無など直接的に観察ができず、病変の形態の変化などの情報も取得できません。
処置ができない
大腸CTでは、病変発見時の処置ができません。ポリープや病変が見つかった場合に、切除治療を行ったり、病理検査に出すことができないため、万が一大腸CTで病変が見つかった場合は大腸カメラを追加で実施します
医療被曝
CT機能の進歩によって以前よりは減っていますが、大腸CTでは医療被曝があります。とはいっても、注腸検査よりは少ないためご安心ください。なお、妊娠している可能性のある方は、大腸CTは受けられません。