医療法人財団献心会 川越胃腸病院 TEL:0492-25-6888

ホスピタルショウ公式ホームページに掲載されました

7/14〜16に開催されます国際モダンホスピタルショウ委員である
当院須藤秀一常務理事のメッセージ「ESなくしてCSなし」が
公式ホームページに掲載されました。

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http//www.noma.or.jp/hs/2010/colum/colum11.html

コラム「委員のまなざし」第11回
          『ESなくしてCSなし』
        ホスピタルショウ委員会委員 須藤 秀一 氏
      (医療法人財団 献心会 川越胃腸病院 常務理事)

 リーマンショック以降の世界同時不況の中で、日本経済の回復
への足取りは重く、国民の消費や雇用の低迷は医療界にも大きな
影響を与えている。総務省が平成22年2月に発表した1月の完全
失業率は10ヶ月ぶりに5%を下回りやや景気回復の兆しが出てきて
おり、医療・介護・福祉分野での雇用増加(対前年比4%増)が
大きく寄与しているとされている。さらに、医療・介護・福祉分野
の人手不足感はまだ強く、雇用吸収力はなお大きいといわれてい
る。しかし、不況下で雇用面での牽引役となっている医療・介護・
福祉分野での職員の労働条件や待遇面は、他産業と比べて低く、職
員の定着率も悪いのが現状である。 

 当院 (医療法人財団 献心会 川越胃腸病院)が行った全国の
医療機関を対象とした職員満足度(ES)の研究調査では、多くの
医療機関で働く職員の労働条件面や待遇面への満足度は低く、
帰属意識も他産業に比較してかなり低いという結果が示された。
日々の医療現場においては医師・看護師を始めとした多くの職員
は、患者様の安全・安心への細心の対応が求められ、高いストレス
の中で心身共に疲弊した状況が続いている。この様な厳しい環境の
中で、職員の気持ちを支えているのは使命感や社会貢献といった
医療職業人特有の意識であることも分析された。しかしながら、
職員のESに配慮せず、使命感や社会貢献の意識だけに頼る医療機関
の経営は、次第にESの低下を招き、その結果、患者満足(CS)が低
下して経営が悪化する。経営が悪くなることで更に職員の待遇が悪
くなり、ESが下がるという悪循環のスパイラルに陥る。この様な悪
循環スパイラルは介護・福祉の分野でも同様であると考えられる。

 悪循環スパイラルを断ち切る特効薬はないかとよく聞かれる。
経営に特効薬の様なものはないが、真っ先にESの向上に取り組む
ことであると話している。そして、医療・介護・福祉施設は先ず
「自らの職員を何よりも大切に考える」気持ちからスタートすべき
である。さらに、ESを向上させる為には、経営理念を実践しながら
信頼関係を一つ一つ継続的に積み重ねていく地道な努力が求められ
る。医療・福祉・介護分野では患者様中心、CSの追求は当然のこと
であるが、そこで働く職員の幸せなくしてその実現はないというこ
とを痛切に感じている。
                           以 上

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