医療法人財団献心会 川越胃腸病院 TEL:049-225-6888(代)eメールはhospital@kib.or.jpまで

当院の診療対象となる疾患

V.胆のう、胆道系の疾患

1)胆石症
 胆汁は肝臓で作られ、一時、胆嚢内に蓄えられた後、腸に運ばれるしくみになっています。胆汁の成分のバランスがくずれると、胆嚢の中や、胆汁の通り道である胆道の中で、胆石ができると言われています。
 胆石の症状としては、心窩部(みぞおち)から右上腹部にかけての不快感や刺すような痛みが発作のようにおこるのが特徴的で、数分から1時間程度持続します。十二指腸潰瘍も同じような痛みを訴えることが多いですが、十二指腸潰瘍では、空腹時に痛みが強く、食事をすると楽になることが多いのに対し、胆石の場合は、食後、20〜30分してから発作が起こることが多いと言われています。特に、脂っこい物を食べた後に、発作が強く起こると言われています。胆石が胆道の出口に詰まったり、胆石が原因で胆嚢炎や胆道炎を起こすと40℃近い高熱が出たり、黄疸が出ることがあります。
 まったく症状がなく、人間ドックなどでたまたま発見される人も大勢います。無症状な場合は様子を見ていてかまいませんが、腹痛を繰り返すなど症状がある場合は手術を含め、治療が必要です。
 残念ながら、現在のところ、胆石を効果的に消滅させる薬はありません。一時、衝撃波などで胆石を対外から破砕する方法が試みられましたが、一般的ではありません。そのため、胆石を根本的に治すには手術が必要ですが、現在、ほとんどの施設で、腹腔鏡を用いた胆嚢摘出手術が選択されていると思います。
 腹腔鏡下胆嚢摘出手術は安全で腹部の傷跡もほとんど残りませんが、胆嚢炎が強い場合や腹部に癒着がある場合は適用できないことがあります。なるべく症状が軽いうちに手術を受けられた方が得策です。
 胆石の発作を予防するには、暴飲暴食を避け、脂肪分の多い食べ物をなるべく避ける努力が必要です。また、アメリカなどでは、ハンバ−ガ−食が進んだ結果、若い人に胆石が増えていると言われています。一方、最近では、極端なダイエットを行うと、胆汁が濃縮されて胆石ができやすくなることが報告されています。極端な高脂肪食、高カロリ−食は困りますが、いわゆる超低カロリーダイエットも要注意です。
2)その他の胆のう、胆道系の疾患


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