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患者様から多く寄せられる質問

2)手術に関すること

Q2-1. 腹腔鏡手術とは何ですか
A. 外科手術といえば、メスで切るというイメージがつきまといますが、腹腔鏡手術は、身体に大きな切開を加えることはありません。小さな穴(径5〜10mmの切開)を数カ所に開けて、そこからカメラと細い手術道具(腹腔鏡や特殊な鉗子)を使いテレビモニターを見ながら行う手術です。身体表面は小さな穴が数カ所残るのみなので、痛みも少なく早期退院や社会復帰が可能です。入院期間が短くてすむため、経済的負担も軽くなります。今後は、従来の開腹手術の大部分が内視鏡外科手術に置き換わるといわれています。
Q2-2. 腹腔鏡手術にはどんな利点があるのですか?
A.
  • 手術の傷あとが小さい
  • 手術後の痛みが少ない
  • 手術後の癒着が起こりずらい
  • 退院・社会復帰も早い
  • 早期退院が可能なために経済的負担が軽い
・・・・などの特徴があります。
Q2-3. 術後の経過は従来の手術と比べてどんな風に違うのですか?
A. たとえば胆石摘出手術の場合、従来は大きくお腹を切開していました。術後の痛みも強く、約2週間程度の入院が必要でした。一方、内視鏡外科手術では切開というより小さい穴を開けるため、手術翌日には歩くことや食事を開始することもでき、1週間程度で退院が可能です。短期休暇を取れば、手術を受けることができます。
Q2-4. 腹腔鏡下胆嚢摘出術について教えてください
A. 全身麻酔下で臍(へそ)下部から径10mmのポートを挿入して炭酸ガスをお腹に注入して膨らませます。このポートから腹腔鏡を挿入。腹腔内を観察後、さらに径5〜10mmのポートを数本挿入します。このポートから鉗子類を挿入して胆嚢を切り取り摘出します。手術時間は1時間から炎症が強く難しい症例で2時間くらいです。輸血を必要とすることはまずありません。
Q2-5. そけいヘルニアと診断されたのですが、放置していいのでしょうか?
A. そけいヘルニアは、そけい部(両足のつけね)の筋肉の隙間から、腸がピンポン玉のように脱出する病気です。小児の場合、先天的な原因でおこり、大人の場合は、筋肉の隙間がもろくなっておこるとされています。症状がなければ、とくに緊急な処置を要するわけではありませんが、腸がはまり込んで、元に戻らない状態−そういう状態を嵌頓(かんとん)といいます−に陥ることがあります。
嵌頓をおこした場合、はまりこんだ腸が壊死をおこす恐れがあり、緊急手術を要することがあります。また、構造的な欠陥が原因ですので、薬で治るというものではありません。そけいヘルニアと診断がついているのでしたら、適当な時期をみて、根治手術を受けられることが一番良い方法だと思われます。


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